留学先として人気ナンバー1のアメリカ。語学学校をはじめ、大学・大学院、専門学校など数は豊富にあり、留学生向けの制度も確立しているので、世界各国から留学生が集まっている。 アメリカの教育は、各州の教育委員会にゆだねられているため、初等・中等教育のシステムはさまざま。でも、大学進学には12年間の教育を受けている必要がある。ただし、日本のような「入試」はナシ!ちょっとうらやましいかも。でも、入学してからが大変なアメリカの大学。とくに留学生は、授業についていくだけでも大変な努力が必要だが、やりがいは十分。まさに、自分自身への挑戦!
雄大な自然と都会的な雰囲気を兼ね備えたカナダ。治安もよく、物価も安いので、暮らしやすいと留学生には人気。カナダの教育は、各州の教育省にゆだねられているので、教育制度は州によって大きな違いがある。とはいえ、教育レベルは全体的に高く、施設関連も充実。 語学学校においては、比較的大きな都市に集中しており、数も多い。かつてイギリスとフランス両国の支配下にあったという歴史的背景から、公用語が英語とフランス語というカナダ。それゆえ、語学教育にはすぐれたノウハウを持っているので、語学に興味のある人にはとくにオススメ。
豊かな自然とおおらかな国民性が魅力のオーストラリア。治安もよく、親日的ということもあって、日本からの留学生は年々上昇している。オーストラリアでは、初等・中等教育は州の教育省が管轄しているが、大学はほとんどが国立の総合大学。それゆえ、教育レベルは均一に保たれ、留学生にとっては学校選びがしやすく魅力的。 また、オーストリラリアでは、学位・資格が重視されるため、大学などで取得できる資格がバラエティに富んでいる。留学生を受け入れる際には、政府の登録を受けなければならないなど、体制とケアはシッカリ!はじめての留学にはオススメかも。
手つかずの大自然が残る、美しい国ニュージーランド。イギリスの文化と先住民民族マオリや南太平洋諸島の文化がミックスされた独特の文化が魅力的だ。人口が少ないこともあり、語学学校や大学、専門学校は小規模でアットホームな雰囲気。物価も安く、治安もいいので留学先としては人気上昇中。 ニュージーランドでは、16歳までが義務教育。その後の高等教育は、大学の他に、職業に直結する知識・技能を習得するポリテクニック(国立の専門学校)がある。ここにも付属の語学コースがあるので、留学生には心強い。
アメリカに次いで2番目に留学生の数が多いイギリス。語学留学先として人気が高い。実際、語学学校の数も多くあり、講師陣や授業内容も充実している。イギリスでは、義務教育は16歳まで。その後の高等教育は、かなり高レベルで専門的。 留学生の多くは、大学進学予備コースとして大学に付属しているファウンデーション・コースで英語力や専門分野の基礎知識を身につけてから大学進学となる。 また、イギリスでは、職業に直結する専門教育もさかん。デザインやアート、美容などを学ぶために留学する人も増えている。ブレア首相の政策により、以前よりも留学環境が整ってきたので、俄然、注目!
ヨーロッパ圏の留学では、イギリスに次いで多いフランス。語学習得だけでなく、豊かな文化に触れることができるのも魅力的だ。フランスでは、大学のほとんどが国立校で、バカロレアと呼ばれる共通試験に合格すれば入学が認められるシステムになっている。 日本の高校を卒業したことをバカロレアと同等とみなしてくれる大学もあればそうでない大学もある。いずれにしろ、まずはフランス語を習得することが大切。私立の語学学校や大学付属のフランス語コースが留学生にとって強い味方となる。 また、美術や料理、モードなど、フランスならではの専門分野を学びたい場合も、高い語学力が必要とされる。
急激に近代化が進み、経済成長著しい中国は、留学先としての注目度もグンとアップ。アメリカ、イギリスに次いで第3位の渡航先となっている。中国の教育制度は、社会主義国家体制ということや歴史、文化的背景により、日本とはかなり異なっている。外国人留学生についていえば、留学生はみなどこかの大学に所属することになる。語学留学ならば漢語進修生コースと呼ばれる大学の語学コースで学ぶ。 大学はほとんどが公立で、総合大学を「大学」、単科大学を「学院」と呼ぶ。語学だけでなく、伝統芸術、武術、鍼灸など学べる分野は、さすが中国四千年、奥深いものがある。
↑ PAGE TOP